経営理念とビジョン、クレド
経営理念
やさしく、つよい会社を増やそう。
私たちの考える「やさしさ」とは、長く一緒にいつづけること。
「つよさ」は、やさしさを現実にする力です。
本当はやさしくいたいのに、
食べるために、より儲けるために、誰かを出し抜くことは仕方がない。
豊かさを獲得し、成長を続けたように見える、
20世紀が積み残したビジネスの課題です。
そこにインターネットが出現し、時代が動きはじめました。
インターネットは多くのものを民主化し、人々の価値観を変え、
社会に希望のある選択肢を増やしてきました。
私たちは、インターネット黎明期から、その可能性を信じてきました。
企業とユーザーがダイレクトに長く関係を育むことを支援する。
そのためのストーリーづくり、マーケティング支援、
Webインテグレーションを事業としています。
インターネットとデジタルの力で、やさしく、つよい会社を増やそう。
これが私たちの経営理念、つまり、会社の存在意義です。
ビジョン
自律した関係であること
私たち自身が、経営理念にある「やさしく、つよい会社」となり、
その結果、ステークホルダーと「自律した関係」であることを目指しています。
「自律」とは「自由」と「規律」のバランスが取れている状態です。
自律している会社は、社会性を持ち、自身の規律であるミッションを選択し、
他者の影響に左右されることなく自由を獲得して立っている会社だと考えています。
やさしさとつよさのどちらも諦めることなく、自律した関係であることを実現する。
これが私たちのビジョン、つまり、経営理念を実現したときに目指す姿です。
経営理念とビジョン、クレドの位置付け
「経営理念」、「ミッション」、「ビジョン」といったように企業の価値観を示す言葉には様々なものがあります。
私たちが経営理念、ビジョン、クレドを決定した2007年時点では、多くの会社で使われ方がさまざまで統一されておらず、位置づけも解釈がわかれていました。
そこで、私たちはINIの大切にする考え方を示す言葉として、「経営理念」、「ビジョン」、「クレド」の3つを用いることとし、それぞれを以下のように位置づけました。
2007年に初めて経営理念、ビジョン、クレドを定めました。
会社は誰のものなのかという定義、利益の考え方、そこから考える経営理念の位置づけを考えました。
クレド
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3つの貢献にフォーカス
- 私たちがやさしくて、つよくいるために、あらゆる言動は「直接の貢献」「価値への取り組み」「人材の育成」いずれかの貢献にフォーカスすることが大切。
- やったほうが良いことのほうがやれることよりもずっと多い。自分の言動はどの貢献にフォーカスしたものなのか常に意識しよう。
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誠実戦略を取り謙虚でいつづける
- インターネット時代は嘘がつけない、フラットな時代。誠実さは、やさしく、つよくいるための戦略になり得る。そして、つよくなってもそれは一人で得たつよさではなく、社会に生かされて実現したつよさ。おごらず謙虚さを持ち続けよう。
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期待値をすりあわせ、ちょっとした驚きを
- 相手と期待値のすりあわせをしよう。社内外あらゆる相手と勝手には期待値はあわない。そして、期待値をちょっと超える驚きを提供する。そこで初めてお互いの満足が得られる。
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仮説を持ち考えぬく
- 悩むと考える、そして考えぬくは違う。悩むは無目的、考えるには仮説、問いが必要。そして考えぬくのは答えを出すこと。答えが正しいかが問題ではない。考え抜こう。
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言葉を大切にしよう
- 言葉は言霊。小さな良いこと、ありがとうを言葉にしよう。起こることは現象のみ。それを自分がどう感じるかだけ。おもしろがっていこう。
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スピードと生産性に向き合う
- やさしく、つよくいることにおいて、スピード、生産性の向上はつよさの前提となる。常に向き合い技術を積極的に取り入れよう。
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あきらめ悪くいこう
- やさしく、つよくいつづけることは簡単ではない。半径が小さいところから形にして、希望をもって、あきらめ悪くしぶとく長期戦でいこう。
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UXを信じ切る
- クライアントワークで私たちが向き合う基本姿勢は、クライアントの先にいるユーザー中心、どの判断もUXファーストで考えること。クライアントの先のユーザーと向き合うことがクライアントを含めてステークホルダーの幸せになると信じ切ろう。
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ストーリーを乗せよう
- 情報、モノ、コミュニケーションにストーリーを乗せよう。
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会社を進化させ続けよう
- 私たちの会社の定義は、ステークホルダーが幸せになるための道具。常に変化する社会にあわせて、自分が幸せになるためにも進化続けよう。