【ES向上取り組み】1on1で信頼関係をつくろう!
こんにちは。INIエンゲージメント向上委員会です。 INIにはチーフを中心としたエンゲージメント向上委員会という組織があります。 INIで働いてくれる皆が「INIで働けて良かった!」と思ってくれるように、日々試行錯誤しながら活動を行っています。
今回はその取り組みの1つ、1on1についてご紹介したいと思います。
リモートワーク最高~!最高‥?
コロナ禍を機にINIでもリモートワークが中心になり、働き方が大きく変わりました。 出社に伴う移動時間がなくなったこと、 自分のタスクに集中できる環境ができたことなど、 当初は恩恵ばかりに意識がいっていました。 ただ徐々にデメリットにも気づくことに‥。
リモートワークだと必然的にタスク処理が中心になってしまいます。 同じプロジェクトに関わっているメンバーとのコミュニケーションが中心で、それ以外のメンバーとは話す機会が全然ない。 今までは同じ空間で仕事をしていたので、社内のいろいろな人とコミュニケーションが取れていましたが、それがごそっとなくなりました。
そもそもプロジェクトで関わるメンバーとも、ほぼプロジェクトの話しかしない状況です。 我々チーフはチームメンバーの評価をする立場でもあるのですが、メンバーのことをちゃんと理解できているだろうか‥? 何がやりたいの?これからどうなりたいの?なにか困ってることある?など、ちゃんと拾えているだろうか。 もっとメンバー個人のことをちゃんと理解したうえで評価するべきでは‥?
‥と思っていたときに、1on1という仕組みがあることを知りました。
ロールプレイングをやってみた
1on1について紹介されているWebサイトや書籍を幾つか読んで概要や効果はなんとなく理解できたものの、実践できるかは全く自信がなかったので、まずはチーフ間でロールプレイングをやってみました。 メンバー役、上司役それぞれをやってみたところ、幾つか気づきがありました。
メンバー役をやって感じたこと:自分の考えが整理できる
上司役の人が投げかけてくれる質問に対して回答していくことで、自分の考えを少し整理できた気がしました。
ひとりで悩んでいると自分の思考の枠から抜け出せず、悶々としてしまうことがありますが、対話を通じて異なる視点でものごとを捉えることで、自分でも気づいていなかった本心、本当の欲求みたいなものに気づくきっかけにもなりそうだと感じました。
上司役をやって感じたこと:傾聴むずい
1on1のポイントは「傾聴」「解はメンバーに出してもらう」と事前に調べていたので、それを心がけて臨んだものの。
ついつい自分で話しちゃう‥ こうしたらいんじゃない?って言っちゃう‥
沈黙が苦手な自分はついつい間を埋めに行こうとしてしまい、自分が喋る時間が長くなってしまいがちに。 傾聴はとにかく聞き役に徹すればいいのね!できそう!と思っていましたが、質問力が問われることに気づきました。むずいです。
とはいえ質問力を上げるのはすぐには難しそうだったので、すぐにできそうで心がけようと思ったことを2点あげてみます。
10秒は沈黙を我慢! 沈黙は相手が考えている時間でもある。 急かすように言葉を次がないで相手の言葉を待つ。
リアクションは大きめ&多めに! リアクションがないと相手は不安になるものなので、 うなずき、相槌、相手の言葉を繰り返すなどで相手が話しやすい環境をつくる。(アクティブリスニングというらしいです
1on1についての手法については世の中にいろいろ紹介されているのでここでは割愛しますが、ご参考までに私が参考にした書籍もご紹介しておきます!
チームメンバーとやるうえでの方針
INIでは1on1をチームごとに実施しているため、チームごとに方針が少し違います。 ここでは一例として、UX・コンサルティングチームと広告チームの1on1についてご紹介します。
目的 コミュニケーション活性 関係値の構築
心理的安全MAX宣言 1on1で会話した内容は絶対に口外しないこと 他者を巻き込んで取り組みたい課題などが出た場合は、事前に相談のうえ許可を得ること
頻度/時間 月1回/30分開催
目的については冒頭でも述べたとおり、 リモートワークでのコミュニケーション不足解消に端を発していたため、まずはコミュニケーション活性に重きをおきました。 今後は目標達成の助力や、キャリアアップ支援などもしていければと考えているので、それに応じて頻度や時間も調整していければと思っています。
そしていちばんのポイントは「心理的安全MAX宣言」です。 ここの信用が得られないと何もお互いの理解もできないし、次のキャリアアップ支援などにも繋げていけないと思ったので、初回1on1でメンバーには念押しして伝えました。
チームメンバーと1on1を1年間やってみて
個人の感想ですが、1on1導入前よりもお互いに気軽に話ができるようになり、仕事で困っていることやプライベートの雑談などもしやすい関係が作れたと感じています。 忙しいメンバーに時間を割いてもらうことになるので<、もったいない時間と思われたりしないかな、時間をもらった分ちゃんと返せるかな‥など、導入前はいろいろ不安がありましたが、メンバーからも1on1をやれて良かったと言ってもらえています。(良かったっ‥!
来年はメンバーの成長支援の機会にもできるようアップデートして、より有意義な時間にしていければと思っています!