【インターンシップ体験記】「気づき」を生かして次はもっと相手に伝わりやすいプレゼンにする決意をしたインターンシップ

  1. 【インターンシップ体験記】「気づき」を生かして次はもっと相手に伝わりやすいプレゼンにする決意をしたインターンシップ

牧内秀介

こんにちは。インテリジェントネットの蜂須賀です。

毎年秋に弊社では大学生向けインターンシップを実施しています。本年度も専修大学から2名が参加してくれました。

今回は実案件を基にWebサイトの提案書の作成です。仮説を立て、課題の抽出、解決策まで考えてもらいインテリジェントネット社員の前でプレゼンテーションをして頂きました。今回のメンバーの一人である牧内さんにインターンシップの10日間の体験で得た「気づき」をまとめてもらいました。

それでは牧内さんのインターンシップ体験談をお楽しみください。


専修大学 牧内秀介さんのインターン体験記

9月2日から13日までお世話になりました。専修大学の牧内秀介です。

まずはじめに、私が今回インターンシップに参加した理由は3つあります。
・実際のWebサイト制作がどのようにして行われているかを知りたい
・自分の大学での学びがどれだけ実際の業務に活きてくるのか知る機会にしたい
・自分自身のキャリアデザインに向けて一つでも多くのことを知れる経験にしたい

という思いからです。
インテリジェントネットはマーケティングからプランニング、開発まで幅広い業務に携わっているということで様々な経験や知識を研修の中で得ようと決心し、研修がスタートしました。

今回のインターンシップの内容は「サイト改善の提案書と画面設計を作成する」というものでした。同じくインターンシップ生の関さんと共に、提案書と画面設計を作成し、プレゼンを行いました。

調査→仮説→課題抽出→解決策

といった流れで解決策の提案を進めていきました。

調査中に気づいた「言葉の意味を知らない」

調査は自社調査と他社調査行い、まず自社調査ではユーザテストとヒューリスティック調査を行いました。
ユーザテストでは、自分自身でサイトに触れてみて感じたことだけでなく、ペルソナを立てて別のユーザーになりきって調査を進めました。異なった視点でサイトに触れることで新たな発見を見つけることができ、ユーザーの目線になって俯瞰的に考えることの重要性を知ることができました。

こうしてユーザテストは順調に進んだのですが、ヒューリスティック調査に取り掛かる段階で、
「ヒューリスティック調査とはどういった調査なんだろう?」
という問題にぶつかりました。担当の方に質問することも考えたのですが、せっかくの考える機会なのでまずは自分たちで調べ、こんな調査なのではないかと話し合い、調査を進めました。

すぐに答えを知ろうとするのではなく、自分で考えて答えにたどり着く、インターンシップではこうした経験を通して自信に繋げていけたらと考えていたので、俯瞰的に考えることの重要性以外にも調査を通して得られたものはとても多かったのではないかと思います。

課題抽出は二人で協力して多角的に

課題抽出では調査・感じたことより、「こんなユーザーがいるのでは?」「こんな可能性があるのでは?」と仮説をたて、仮説からどういったことが課題になるのかを考えました。自分一人で考えると、調査から課題が作れず苦労しました。しかし、関さんと意見交換をし、違った考えをインプットすることで、私自身物事を多角的に捉えることがあまり得意でないため、とても良い刺激になりました。その結果、意見を交える前よりも考え方に幅が広がり、課題の抽出を進めることができました。

牧内秀介

解決策を考える際にぶつかった「相手に伝えることの難しさ」の壁

解決策では抽出した課題から他社調査で得られた他社サイトの良い点を踏まえながら、解決策の提案を行っていきました。他社サイトのこの部分を生かそう!と考えて解決策として提案しようと思い、いざ文章に。
ところが、解決策を文章だけで見てもイマイチ解決策が想像できない...。頭の中では浮かんでいるのに、相手側に伝わりやすいワードが出てこない...。試行錯誤するものの、思い描いていた解決策のイメージが関さんとの間でずれてしまい、その都度説明に時間を割くこととなってしまいました。サイトについて把握している人間ですら伝わらないことがあるのに、サイトについて知らない人に提案する場合、まず伝わらない...。そんな危機感にかられました。そこから文章だけでなく、いかに伝わりやすい画面設計、提案書を作成するかを考えながら提案書の制作を行いました。

提案書をひと通り仕上げたものの・・・

提案書を作ること自体が初めての経験であり、提案書の書き方を調べたり、見やすいレイアウトを考えたり、とにかくやることがたくさんでした。そして、ひと通り仕上がったものの、チェックの段階で「課題の一覧がないから話についていけない、説得力に欠ける」「スライドの量が多いため解決策の優先順位をつける」「提案書全体を順序立ててわかりやすくする」など修正すべき点が多く見つかり、とても勉強になりました。

不慣れなプレゼン。自分に今できる範囲で言葉で発表してみた

プレゼン当日。プレゼン自体が大学の授業で数回経験がある程度であまり自信がありませんでした。しかし、社員の皆さんの前でプレゼンをさせていただけるという大学での授業内ではできない貴重な機会であり、研修中に考えてきたことを今の自分にできる範囲で、自分の言葉で発表しようという思いでプレゼンをさせていただきました。

そして、プレゼンを終え、社員の方々から今後の提案やプレゼンにおいて重要となる意見をたくさんいただきました。その中でも
「課題を抽出するまでの、どういった調査であるか、またどういった仮設を立ててその調査を行ったのかという一連のロジックがあると説得力が増す」
という意見はとても参考になり、今後の提案の際には課題にたどり着くまでのロジックを大切にしていきたいと思います。

いただいた意見を踏まえて、同案件の実際の提案書を見させていただくと、テストごとの課題の総括であったり、インデックスを適宜挟み今どこの説明なのかを提示している点で、聞き手側のことをとても考えて作られている提案書で、聞いていて内容が入ってきやすいプレゼンでした。他にも自分の提案書と比べて、良いなあと感じる点がとても多かったので、今後のこういった機会では今回学んだことを活かしていきたいです。

牧内秀介

リアルタイムコーディングでは聞いたことのないワードに困惑

今回の研修中には、実際に扱った案件のコーディングをどのように行っているか見せていただきました。まず、はじめに開発にはSassを用いて、Sass(.scss)で書いたものをgulpを介してcssにするという説明をしていただきました。この時点で「Sassってなに?gulpって?」と早くも聞いたことのないワードが出てきて困惑しました。話を伺うと、Sassの特徴としては階層構造でcssの記述ができ、Sass→cssに変換するのにgulpを使うのとのこと。cssに対して書きづらいイメージを持っている私もこれなら書きやすいなとコードを見て思いました。

実際の制作ではフォトショップのデータをもとにサイトの中身となる文章や画像、余白のピクセル値をhtml、scssに記述していくという制作過程を見せていただきました。実際のWebサイト制作がどのように行われているかを間近で見ることができ、とても良い経験となりました。

牧内秀介

最後に

10日間ありがとうございました。

この研修を総括すると「相手側の目線になって考える」ということの重要性を強く感じさせられた研修となりました。解決策の提案までの段階での「利用ユーザーにとってどんなサイトだったら良いのだろう?」と考える場面や提案書作成段階での「プレゼンの聞き手側にとってわかりやすいプレゼンとはどんなものだろう?」と考える場面、こうした相手側の目線になって考えるという場面が研修中多くあり、今後の生活においても活きてくると思うので、こうした考え方を日々の場面で培っていけたらと考えています。

研修中にはPCの故障や体調不良でご迷惑をおかけしましたが、その都度優しく対応してくださりありがとうございました。また、お昼休憩の際にはキャリアについてのお話以外にもいろいろな話ができ、優しい社員の皆様に囲まれて研修ができ、とても充実した研修期間になりました。

研修の中で得られたことを今後の職業選択だけでなく、生活にも活かしていけたらと思います。

ありがとうございました。


牧内さん、10日間お疲れ様でした。

如何でしたでしょうか?

"「相手側の目線になって考える」ということの重要性を強く感じさせられた研修となりました。"とのコメントがありましたが、
Webサイト制作の過程では様々な場面でこの気付きが活きてくると思います。クライアント以外にもパートナーとお仕事するときに相手の目線に立って考え資料作りをできるとスムーズに話が進みます。これができていないと一回で終わるやり取りが2回、3回と増えてしまいます。この気付きはこれからも大事にして頂き、コミュニケーションコストを削減するためにも続けて行ってもらえたらと思います。

またインターン開始時に牧内さんは開発に興味があるといっていました。今回のインターンシップでのメインの内容は書いていただいたように開発に入る前段階の工程でした。これからの職業選択に向けて本来のWebサイト制作の本質的なところを学べたことは絶対にプラスになると思います。加えてリアルタイムコーディングという実際現場で使われている開発方法を学んでいただけたようでとてもよかったです。

何より何事にも意欲的に取り組んでいた牧内さんを見習わなければと思いました!ぜひ今回学んだことを今後いろんな場面で活かしてご活躍いただければと思います。

そんな弊社インテリジェントネットには、あらゆるプロジェクトで成長の機会がたくさんあります。ご興味がある方はぜひ採用情報ページよりご応募ください。インターンも通年対応して行こうと思っています。
また、Wantedlyでも募集を出しています。気軽に面談から!という形でも対応可能ですので、ご希望の方はご連絡お待ちしております。

サービスに関するお問い合わせ

マーケティング、フロントエンド、バックエンドの知見と経験で、企業と生活者のより良いコミュニケーションをご提案します。

チームを円滑に動かすプロマネ術