WebSig1日学校振り返り(後半)
WebSig1日学校振り返り(前半)に引き続き後半です。
■当日
ある程度予想はしていたけれど、多少のトラブルもありつつスタート。八王子という距離で朝からだったのでどれだけ来てくれるか不安だったけれど、結構埋まっている。結果的には参加率92.03%!という驚愕の数字。ありがたい。
開校で企画主旨を話させてもらう。本当はもっと話したいけれどうまく伝わっただろうか。
ここからは、遊軍としてインカムをつけてうろうろ。結構細かく決めていても、当日はやはりいろいろ起こるもので走り回ることに。当然ながら授業はほぼ聞けません。本当は企画している側が実は一番聞きたいのですが。
無線LANも公開していないのに、Tweetはかなり盛り上がったのじゃないかなと思う。
当日は全くハッシュタグの案内をしていないのに、みんなさすが慣れてる!
午前中が終わると、進行が懸案だったケータリング。体育館で食べている人も多かったけれど、理科展示や他の教室、グラウンドなど学校というシチュエーションを楽しんでくれている人も多そうで一安心。
茨城から遙々来てくれたケータリング業者さん。本気です(笑)。お弁当もおいしかった。
小学生用の机と椅子が残っていた教室はやっぱり人気。
■理科展示
お昼休みは理科展示も。
カヤックさんからjsdo.itとwonderflを展示してもらった。授業が終わった林さん笑顔!
テクノ手芸部さんのイクラはかわいいと人気!
ギリギリに参加頂いたのでサイトでご紹介できなかったオーギュメントファイブさん。ラボではいろいろなプロジェクトが見られます。
■算数・社会の予習と社会
体育館でやった授業以外は会場をちらっと覗くくらいでしたが、どこも学校ということもあって楽しそうな感じ。
佐藤先生の授業は跳び箱なんかもあって豪華でした(笑)
ほとんどの先生がスライドをがっちり作り込むというスタイルではなく、黒板やトークをいっぱい使ってもらい、「授業」らしくやっていただけたのは参加された方にも評判がよかったです。
内容を語れず悲しいのですが、唯一会場にいられた「算数・社会の予習」「社会」について。この2つの授業は、大きいテーマとして共通授業にさせてもらった授業。
なぜWebSigで?というTweetもあったけれど、自分の立ち位置や今の時代を引いた視点で見て見ると決して関係ない話じゃないです。
ここで、?と思った人は、私がWebや開校で伝えきれなかったのだなぁと反省。
予習では、荒井さんの得意分野からいって、内容的に申し訳ないなぁと思いつつ、橘川さんとの兼ね合いもあって、あえてリアル数字でちょっと辛い現実を出して頂きました。
若い世代が牽引してきたので、こういった経済的な内容は苦手意識がある人もいるのはわかっていながら、インターネット/Webってもう無視できる領域じゃないのであえて共通授業にさせてもらいました。
厳しい話も出て、荒井さんからも「枠組みを逸脱したところにキミはいるかも。」とありましたが、チャンスとも言えるのは、ルールも変わってきている。キーワードは「個」。そのキーワードを意識してインターネットを使うと違う世界が見えるかもしれません。
話は変わって社会。
まず、最大のどきどきは、橘川さんが体調を崩して連絡が不通になっていて、連絡来た!とおもったら、違う小学校にいっちゃったり(笑)で、なんとか車で迎えにいき、体育館に入ったのはなんと3分前(笑)。
連絡がつくまでどきどきでみんなも和田と馮さんで漫談やるしかないんじゃとか脅され、午後は実はかなり不安でした(^-^;
社会の橘川先生については、今回の参加者の皆さんは知らない方が多いということは想定内だったけれど、衝撃もその分与えられると思っていたので楽しみでした。
体育館をうろうろしていて、昔話で自分に関係ない話が続いてるなぁという反応がちらほら見えたのだけど、30分くらいして、インターネット関係の話が出てきたところから皆さんの顔が本当にがらっと変わった(笑)
過去、現在、未来で変わらない物、変わる物というのを感じて欲しくて企画したところも
あったのでちょっと残念な気持ちもありつつ、最終的にはアンケートやTweetも反響がかなりあったのでうれしかったです。
橘川さんが昔からいっていることですが、ソーシャルメディア全盛の今、例えば、このフレーズだけでも考えるところがあるのではないでしょうか。
「参加型メディアは、参加したいという意思が大事。意思が集まって場ができる。ロックが聴きたくない人が集まって暴れても仕方がない。ロックが聴きたい人を集めるからメディアになる。参加させられているメディア(CGMなどの)では意味がない。」
他にも刺さった言葉がいっぱい皆さんからTweetいただけているので是非ご覧ください。
Twitterまとめ(Togetter)
■ワールドカフェ/放課後イベント
イベントも参加型ということでここ2年くらいやってきたワールドカフェ。苦手な人も多いけれど、今思うと、苦手な人はそもそもディベートが得意な人のような気がする。
それはさておき、短い時間だったけれど、やっぱりインプット直後にアウトプットをするのはいいなと思う。会話してちょっとでもいいからテキストにするという行為は、一人で内省するのとは違った意味で身になる。
ワールドカフェで書いてもらった付箋を見ると、WebSig1日学校のキーワードになった「個」というのが多く出てきた気がする。伝わったのをうれしく思いつつ、持ち帰ってもらってから小さい行動に繋がればいいなと思います。
放課後イベントに入って、ちょっと気が抜けてくる(笑)。あと少し。ビールはぐっと我慢。ワールドカフェで暖まっていると会話もスムーズ。スポンサーからいただいたAdobe CS5 Web Premiumほか多数のプレゼントとWebSigからもAppleTVというプレゼント大会。フラフープは体育が作れなかったので得意、不得意はあるけれど楽しそうでよかった。
■プチ打ち上げと撤収。アンケートにやられる
すっかり暗くなった会場を閉め、ふらふらなみんなと空いている居酒屋もなくさまよい、結局前日同様ジョナサンへ(笑)
前日は我慢したビールで一気に気が緩む。ここまで体と気持ちを仕事以外で酷使して打ち込んだのは正直大人になって記憶にない。ホテルに向かうときに石丸君から、「誰がなんといっても今回は100点だった。WebSigでしか出来ないことをやった」と言われた。みんなそんな思いでやってくれた。
飲みながら、薄々、見たらまずいだろうなぁと思っていたアンケートを見てちょっと涙が流れちゃいました。5段階評価もあるので、大体が○だけだろうと思っていたのだけど、かなりしっかりテキストを書いてもらっていた。もちろん全てが賞賛のコメントじゃないけれど、うれしいコメントをいっぱい頂いた。ちょっとだけ引用させて頂きました。
- 個人的な刺激になれば、(未来の自分が変われば)と思って参加しましたが、とても良い刺激になりました。これを機に2011年のスタートダッシュが切れたら良いなと思います。
- すごく楽しかったです。そして自分の進むべき道を考える機会をいただきました。スタッフの皆さん、ありがとうございましたー。
- クライアントの提案書やクライアントや上司や同僚との関わり方がちょっと変わりそうな気がする。すごく刺激的なイベントでした。2回目、3回目も参加します。
なんでWebSigやってるの?といわれる時もありますが、金銭が絡まない関係でこういった体験をさせてもらっているのは1つの理由だなと実感した日でもありました。
■あきらめの悪さといたずら心は(時に)プラスに働く
今回のイベントを通じて自分の中での再発見がありました。それはあきらめの悪さとちょっとした驚きを与えたいといういたずらっぽさの関係。
会社でここ数年、「ちょっとした驚きを与える」、ということをよく言っています。クレドもあるのだけれども、もっと身近ななものとして、相手にちょっとした驚きを与えるということは、CSはもちろん、コミュニケーションでもアウトプットでもプラスになると思ってます。
WebSigでもあきらめが悪いと言われていて(今回も言われていたみたいだけど(^-^;)
そこが品質を担保しているのにも繋がっているんだね、といわれた。
自分としては、あきらめが悪いというより、関係してくれる人にちょっと驚いてもらいたいという思いからなんだろうなと。小さい頃、黙って家の掃除をして後から親を呼んでほめてもらったりというのと似てます。少なからずこういうのってみんなあると思うし、うまく使えるとプラスになるんじゃないかなって思います。あんまりやり過ぎるとあきれられますが(^-^;
■撤収と紅葉
翌日は朝から撤収作業。皆さんに使っていただいた体育館の机や教室の椅子、ストーブなどはほぼレンタル。トラックに満載です。
ゴミ回収や宅急便を待っている間に裏山散策。都内より早い紅葉まっさかり。
■最後に、やっぱりありがとう
おきまりになってしまうけれど、書かずにいられないので。
使い回しもきかないテーマで快く引き受けてくれた先生方。
無茶なお願いにも対応してくれたデジタルハリウッド大学さん。
朝早くから来てくれた学生ボランティアの皆さん。
馮さん、WebSigモデレーターのみんな。
貴重な体験をさせてもらえました。ありがとうございました。
■フォローアップページ
終了後の先生方からのコメント、当日資料などは以下のページにまとめてあります。
終了報告・フォローアップページ|WebSig 1日学校