第3回戦略的Webマーケティングセミナーその後とか
先のエントリーにも書いた、第3回戦略的Webマーケティングセミナーのパネルディスカッションに出させて頂きました。控え室で話しすぎた感?とか時間切れっぽいところもあったので、拙速、乱筆乱文で恐縮ですが補足的なものを。
■トレンド
○Twitter話とか
これはパネルでもちらっと話させてもらいましたが、「生活者と向き合うことが出来ますか?」ってところが本質だと思ってます。トレンドで始めると痛い目に遭う。
例えば、もっとライトなところで、きっとブログなどはやっているところも多いと思うけれど、コメント受け付けられますか?とか。
今日のセミナー全体でもあったように、ソーシャルメディアを含めて自社のサイトだよねっいうところやそのパワーはなんとなく広まってきているから、ちゃんとやろうと思ったら教育的なところが必要なことなのかもしれないとか。
○高速化とか
受注サイドからだと最近ちくちくと社内に言ってることだったりします。まだあんまりトレンドではないかもですが。フロントエンドとサーバサイドの棲み分けとか。
■どのタイミングでリニューアルする?
もちろんトレンドっていうところはあると思います。あとは、もっと本質的には上記で書いたのにも繋がりますが、ステークホルダーとコミュニケーションを強化したいんだって思ったタイミングとか。ただ、あまり具体的じゃないですね。
実際は、競合がリニューアルしたよ!といったほうが圧倒的にトリガーにはなりやすいし、決済も取りやすかったりはすると思います。粕谷さんの話にも繋がりますが、イベントとあわせるのもひとつの手だと思います。毎年のイベントにしやすいというメリットもありますね。例えば、今年度の計画が出たタイミングというのは、なにかしらのアクションプランが出るタイミングなので、それをWebに反映させるときにあわせるなんていうのは話的にも通りやすいかとは思います。
本当は我々受託側もこういったところから担当者の方と話せる関係を作る努力をもっとすれば、戦略的にこうしよう!っていう話もしやすかったりするのだと思いますという自戒も。
■運用の話
話が多岐にわたるのでいくつかのキーワードだけ。
○担当者満足も大事
ここもうまく受託側も巻き込みつつやれたらいいなって思います。やりたいことをやるために、他案件にちらっと予算上乗せするよ!とか、コンペにしないからさ!とかでしれっとやっちゃうとか。
別の軸でKPIの話が多く出ましたが、ここも達成感を得るには大きなKGIからわかりやすいKPIをとりあえず設定するなんてのはひとつの手だと思います。問い合わせ数とか資料請求数とかは昔から言われてますが、悪くないと思います。ブランドなんかは○○ランキングとかに入る!とかでもいいですし。アクセス解析を使いこなせたら、engagement視点で、滞在時間、見せたいコンテンツを見てもらえてるかとかいろいろ組み合わせて定量的にみるのもいいですね。
○フルorプチ
フルはある程度、大きく企業の戦略や戦術が変わる(変える)タイミングのイベントにあわせると意外とやりやすい?社長交代、来年度計画の時とか。ガバナンスができていればそうそうフルはないのかなーとか。規模にももちろんよりますが。
○PDCA
言い尽くされてるけれど、PDCA大事ですね。ただ、PDCAしっかりやってますよ!っていうところはまだまだ少数なのかなとも思います。
アクセス解析だって昔からあったけど、ここ数年で注目度があがっているのは、やっと運用フェーズに入ってきたからだったりすると思ってます。これも小さくてもいいから癖というかルーチンのイベントにするのが大事かなって思います。
○組織調整とかリソース配分とか
理想は部署間を横断できる組織や権限をもったチームが組めたらいいと思うけれど、まだまだそこまで出来てそうな組織は少ないとも思うし、大きかったら大きかったでしがらみも満載。なんだかんだ言って粕谷さんじゃないけれど粘り強くやっている方が先に進めている気がします。
こんな所でもうまく受託サイドを巻き込めたら(そこにつきあうよって会社には)いいのになとかも。
・成熟、人材、教育とか
成熟していくのは悪い事じゃないですよね。特殊スキルだったネットとかWebは、もう「普通のビジネス」としてみるのが正なんだと思います。でも、そう見たときに、偉そうにいうと、クライアントサイドにはテクノロジーの知識がもっと必要だし、受託サイド(その会社のポジションによっては)ビジネスの知識、経験が必要。
まだ今は受託側がどこに舵取りをするのかっていう過渡期だから、その特徴が出てきたところで、うまく使い分けるなんていう座組もありなんだろうなとは思います。
勢いのみの文章でした(^-^;