Designer meets Designers 06で講演してきました

  1. Designer meets Designers 06で講演してきました

ちょっと時間が空いてしまったんですが、Designer meets Designers 06@六本木アカデミーヒルズ49で講演させて頂きました。

d2_1.jpg

資料はほんとは公開したいんですが、MDNさんから会員限定でと言われてしまったので。7,000円も頂戴しているのでまぁ仕方がないですね。

六本木ヒルズの400人キャパシティという会場で、正確にはわかりませんがほぼ埋まっていたのですごい良い経験をさせてもらいました。簡単にどんな話をさせて頂いたかのポイントだけご紹介できれば。

大きなお題が「Webデザイン×ディレクション 両輪で仕上げるWebサイト構築術」で、私は、「デザイン&ディレクション 連立がもたらすWebの効果」という冠テーマでトップバッターでした。

1:2009年の今、なぜ「連携」なのか

どうもお題を頂いたときに、今更(失礼)という感じもしつつ、反響はあるようだったので自分なりに「なぜ」というところを考えてみたことを話させてもらいました。
総務省の通信利用動向調査や独自に企業サイトの変化を分析したのですが、
・企業は生活者とどのように良い関係性
を築いていくかに価値を見いだすようになってきた。

・コミュニケーション、ブランディング、マーケティングには、構築ノウハウ的な明確な答えがない。

「より」クライアントの矢面に立つディレクターと現場が連携しなければプロジェクトがうまくいかない。

という見解を話しました。 (テキストで抜粋するとわかりにくいですね・・)

2:連携するために1-モノの見方と考え方を変えてみる

3人の労働者がビルの建設現場で働いていると、通行人が近づいてきました。

最初の労働者は汗まみれで、仏頂面をしていました。通行人が、「あなたは何をしているのですか」と尋ねると、労働者は「レンガをつんでいるんでさあ」と答えました。

2番目の労働者も汗まみれで、同じように仏頂面をしていました。
通行人が「何をしているのですか」と尋ねると、2番目の労働者は「時給2ドルで働いているんでさあ」と答えました。

3番目の労働者も、やはり汚れて汗まみれでしたが、希望に燃えたいきいきした表情をしていました。

一生懸命働いている点は他の二人と同じなのに、この人は仕事を楽々と片付けているように見えました。
通行人は3番目の労働者に「何をしているのですか」と尋ねました。
すると彼は「大聖堂を建てているんでさあ」と答えました。

という古い話を引用しつつ「モノの見方と考え方」を話しました。
途中であなたの仕事はなんですか?という質問は結構いろいろ書いて頂けて嬉しかったところです。

Web屋の仕事とは?という一つの答えで、私からは、
「企業が生活者とコミュニケーションする手助け」という例示をさせてもらいました。

3:連携するために2-3つの視点に磨きをかける

・ユーザー中心の視点でWebに強くなる
・ビジネスに強くなる
・Web以外のコミュニケーションに強くなる

この3つをジグテンするためにT型人間を目指すなんていう話をさせてもらいました。
極論すると多能工やポリバレントも一緒だと思うんですよね。

最後に、TIPS的なところもということで、
4:明日から使えるデザイン&ディレクション連携「手法」をいくつか話させてもらいました。

割と普通なことが多いのですが、デザイナーの方も多い中だと、普段接しない事もあったようです。
・プロジェクト計画書を作る
・プロジェクト裏計画書を作る
・裏計画書から個人目標をたてる
・小さなミーティングを繰り返す
・反省会をする-KPT法
・KPTのうまい出し方
なんて感じです。

公開できればホントに早いんですが(^-^;
話して欲しいという方が複数人いればどっかで話せるんですが。

他のお三方は、
●SESSION 2「デザインプロジェクトにおける最適なコンセプトワーク」
田川欣哉(takram design engineering)

●SESSION 3「サイト制作を成功に導く制作側とクライアントとの関係づくり」
田口真行((株)デスクトップワークス)

●SESSION 4「デザイン認識のズレを防ぐチームのつくり方」
熊野森人((株)eredie2)
という面々だったのですが、通しではみなさん「視点」というところに行き着いていた気がします。
私の所では「モノの見方と考え方」というところです。

俯瞰的な視点はやっぱり大事ですね。
貴重な経験でした。ご参加頂いた皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました。

サービスに関するお問い合わせ

マーケティング、フロントエンド、バックエンドの知見と経験で、企業と生活者のより良いコミュニケーションをご提案します。

チームを円滑に動かすプロマネ術