なんちゃっての勧め
その昔考えたことなんですが、再考してもう一度。
私が小さなころは、ジェネラリストよりスペシャリストを目指すべきというような風潮があったような気がします。もちろん、それは今でも一つの答えですね。ただ、私は器用貧乏なせいかどうにもなじめませんでしたが。
ビジネスをやっていくなかでは、どちらのタイプもバランスよく組織にしていかなければならないのですが、そこで試すとおもしろいのが「なんちゃっての勧め」です。具体的に日常でわかりやすいところだと「まわりの職種になりきる」ということがいいと思います。
たとえば、私の身近なところだと
・なんちゃってコンサルタント
・なんちゃって営業
・なんちゃってSE
・なんちゃってデザイナ
・なんちゃってディレクター
・なんちゃって社長
などなど、みなさんの環境でもいろいろあると思います。
実際の組織の中では難しいところももちろんありますが、想像力で疑似体験することでもかなりのところまでいけると思います。
相手の気持ちがわかるのももちろんですが、相対的、客観的な考え方というのが身に付いてきます。「宇宙に行ったら人が変わる」なんていいますが、似た感覚があるかもしれないですね。相手を認めながら一歩引いた視点を持つというのは非常に難しく、日本人が苦手とするところだったりしますのでスペシャリストの方だけでなく、一度試すと考え方が変わるかもしれません。